第19回コミュニティ報告

第19回のコミュニティが文教大学のいつもの会場で開催されました。いつものように教職員、保護者、一般企業の方々、そして学生とバラエティに富んだ参加です。学校が夏季休業中ということもあり、教職員の参加も多く、今回は会場が狭く感じられるほど総勢28名の参加がありました。内容としては、iPad2を使用した実践事例の紹介、文教大今田先生からの最新情報の提供、iPad2を媒介とした参加者のコミュニケーションを主体としました。

まず、越谷市立大袋中で実践を続けているiPad2を使った生徒相互の関わりを大事にした実践事例を紹介。国語、英語、家庭科の事例紹介です。全て班4〜5名程度で1台のiPadを使い、そこに言語活動の充実が図られるよう意図して、活用します。ICT、デジタル教材の活用が単なる観せて終わる、生徒個人内で完結することがないように配慮しているということです。
 

続いて、今田先生から最新情報提供。この中で、関西にも「でじたま」と同じような研究会が発足。その名も「でじさい」(でじたる教材イン関西)。意欲的な取組とその熱い思いは「でじたま」に負けないとのこと。今後、交流等ができてくることと思います。楽しみですね。さらに、CEC主宰の「ICT夢コンテスト」の紹介。学校、学校外の地域等の実践を応募してみようというお誘い。いい機会ですからどんどん応募してみたいですね。副賞が魅力的です。詳細は、 http://www.cec.or.jp/ から。
その後は、文教大村山院生からiPadKeynoteを活用した実践事例の報告。

後半は、iPad体験。特に今回は、Keynoteを使用して、指を使った直感的なプレゼンテーション作成を体験してもらいました。初めての方も多かったようで、会場の至る所で歓喜の声も出ていました。いかに使いやすいかの体感でした。



ICT、デジタル教材、そして言語活動の充実が目的化してしまうことのないよう、それを活かして、子どもたちの「思考力・判断力・表現力」を培い、問題解決力、ひいては「生きる力」の育成となるよう今後も実践研究をしていくことの大切さを確認して、盛況のうちにコミュニティは終了しました。参加いただいた方々、ありがとうございました。